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La maille et la plage de St.Giuseppe 

4月26日(金)

この日は丘の上の散策と海辺に向かうことに。
幸い今日は日が差していいお天気に。
丘に登る前に車を泊めた時点から、その場の草花にみんな釘付けなのは
さすがに3年目の生徒さん。
なかなか前には進めません。
まずは松の木から。これはpin mesogéen(Pinus pinaster).
P4263851.jpg
葉の長さが25cmほどもあり、松ぼっくりはなんと12cm程もある大型であたったら痛そう。
その後も小さなゼラニウムやらいくつかの豆科の花などを一つづつFloraという植物事典
で選別していきます。

コルシカのあちこちでこの時期見られる黄色の花がここでもたわわに咲いていてとてもきれい。
P4263921.jpg
calicotom épineux(Calicotome spinosa)。
épineuxとは棘のあると言う意味。とってもきれいな花ですが、近づきすぎにはご用心。
2cm近くもあるするどい棘のある低木なんです。

少しづつ登っていくと、コルシカなどの地中海でよく見られるランティスクやシストドゥ モンペリエの
花もちょうど花盛り。
P4263872.jpg P4263852.jpg

野生のアスパラガスも時々見かけるのでつまんで食べると甘い。
P4263869.jpg

珍しい可憐な蘭の花も発見。これはophrys(Ophrys incubacea)
P4263873.jpg
つややかな深い紫が草の中にまばゆく光っていました。

丘に登りきると、海が見渡せる絶景。
P4263894.jpg P4263898.jpg
上りやすい木があったので調子にのって登ってみたり・・・

とっても美しい華やかなユリ科の花を発見。pancrace d'illyrie(Pancratium illyricum)
P4263909.jpg

野生のオリーブの木もありました。こんな小粒のオリーブが実っていて食べてみるとよく熟していて美味しい。
P4263903.jpg
オリーブのすぐ下にはイラクサがいっぱい生えていました。
P4263886.jpg P4263881.jpg
よく見るとコルシカに来て見かけた葉の形が割りと丸いのとは形が違い、別の場所で見つけたイラクサ
ともまたどことなく違う。
でも茎をさわるとひりひりするのはやっぱりイラクサの印。
聞くとコルシカには5種類のイラクサが存在するそうです。
ここで見かけたのはortie brûlante(Urtica urens)とortie romaine(Urtica pilulifera)
の2種類。
普通イラクサは雄花と雌花は別々に生えますが、ortie piluliferaは一つの茎に雄花と雌花が混合しています。よく観察すると違いが見えてきておもしろい。

こんな観察をいろいろした後は準備してきたお昼ご飯をひろげてみんなで恒例のピクニック。
P4263900.jpg
思いおもいの場所でちょっと休憩した後は丘から海へと移動します。

ちょっと曇り空ながら日差しはすでに暑い!
泳いでいる人もちらほら、と思ったらいきなりパンツ1枚や水着になって泳ぎだすワーク参加者の人も。
P4263937.jpg
絶対日本人とは体温が違うと思う・・・

海辺にはやはり海辺の植物。
P4263925.jpg
これはこの日にいただくことにしたarroche hastée(Atriplex prostata).
ほうれん草と同じ科で葉の形が似ています。

こちらはrenouée maritime(Polygonum maritimum).
P4263922.jpg
葉が肉厚なのも海辺の植物に多い特徴です。

さて今日は最後の夕食。
丘も海も楽しんで、野草もいろいろ摘んでみんなで作った最後の食事はまずはアペリティフ。
今回はゼラニウムの葉っぱとミルトmyrteやネペタnépétaなどの地中海の野草も加えてさわやかに。
今回はコルシカのオレンジもベースに入ってフレッシュで美味しいアペリティフで乾杯。
IMG_0004_2013092819154032a.jpg
前菜はベトナム旅の影響を受けて考えた野草生春、自分巻き。
IMG_0002_20130928191540c2a.jpg
どこでも見つけられるミントやレモンバームの他に、コルシカではエロシアディというセリのような葉っぱや
にんにくの香りのアイユ・トリケットル、野生のフェンネル、カレピナ、はこべなどをお皿に美しく盛って、
食べるときに各人が生春巻きの皮をぬらして、好きな具を盛って巻いていただきます。
レタスや豆腐のマリネ、人参、ズッキーニなども一緒に。
これは楽しいし美味しくて大好評のメニューで、その後のワークの定番になりました。
その土地によって生でいただける野草が違うのもおもしろいです。

メインはマスロンという大きなセリ科の葉の野草のグラタンに海辺で摘んだアロッシュarrocheのクレタ風添え。
IMG_0007_20130928193236d96.jpg
クレタ島は野草が豊富で、今でも多くの人が野草を摘んで普通に食べているそうです。
そのメイン料理が蒸した野草を塩とオリーブオイル、レモン汁でさっと味付けする食べ方なのでクレタ風と
ネーミング。

デザートはシストドゥ モンペリエciste de montpellierの甘酒ムースにリンゴジュースの葛ゼリー、マスロンの実のクランブルがけ。
IMG_0010_2013092819323594f.jpg
シストの苦味が強かったので控えたものの、それでもしっかり味がありました。
リンゴジュースの葛ゼリーとクランブルの甘さがうまく調和してくれてよかった・・・

初めてのコルシカは野草の種類もフランス本土とは全然違う豊富さで、いい刺激のある散策でした。
そして青い海も空も緑も気持ちいい!
確かに始めは思いの他寒かったけれど、一度日が照るとさすがリゾート地と思わせる暑さ。
海も山も身近にあって、標高の高いところは冬には雪が降る。
この気候の違いがさらに植物を豊かにしているのに違いありません。
いろんな気候の入り組んだ屋久島をちょっと思い出しました。
初めての場所での料理、買出し、野草との出会いと試行錯誤の毎日で大忙しだったけれど楽しい1週間でした。
さて来週はちょっと様子がわかるけれど、どんな1週間になるのでしょう。





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